彼女は何にもしらないフリをして

空の色が優しくって母の背中が強くって鼻のどっか奥の方がツンとして。立派な大人になりたいんだよ。立派じゃなくてもいいや。たださあしっかり自立して。自分でしっかり稼げるようになって。過去の自分を笑い飛ばせて。今を最大限肯定できて。大事な人を安心させられるような。年に一回か二回くらいは一緒に旅行とか行ってさ。もちろん費用はあたし持ちね。つまりは親孝行したいんです。そしてなんていうんだろう、もっと自分を愛せるように、違うななんていうんだろう、今より自分を信じたいだけ、誰かになりたいわけじゃなく、ってピロウズか!あーでも今一番心にくるのはこのことばだ。もはや祈りだ。祈ってちゃダメだ。